あらすじ
リクルートの創業者、江副の起業に至るまでの道のりから、第二次世界大戦後の日本においての最大の企業犯罪と言われたリクルート事件に至るまでのストーリーが書かれている。
リクルートがどのように現在の立ち位置を確立したのか、その過程の江副を取り巻く環境の変化、心情の変化、それがリクルート事件にどう繋がっていくかがストーリーベースに描画されている。
こんな人に読んで欲しい
これから起業を考えている人
仕事に意味を見出したい人
リクルートという会社に興味がある人
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おすすめポイント
1.残り続ける会社の社訓が作られた目的、江副の会社に対する想い
人材輩出会社で有名なリクルートであるが、リクルートができて間もない頃、どのように人を育てていったのか、どのように優秀な学生を口説き、採用していたのかが書かれている。
聞いたことがある人も多いと思う「圧倒的当事者意識」「自ら機会を創り出し、機会によって自らを変えよ」というフレーズはどのような意図で、目的で生まれたのか、今も根付いているリクルートの魂を感じ取って欲しい。
2.社長の取り巻く環境の変化と心情
学生が始めたベンチャー企業から、現在は日本トップの大企業に成長した。
血気盛んの学生だった江副が、大企業の社長になった時、どのような環境の変化があったのか、何故リクルート事件が起こったのか。
江副がどのような心情で政治家と接点を持ったか、周りからはどう見られていたのか。
多様な働き方や生活が必要になっている今、何を大事に仕事と向き合うべきかを考えさせられるれる。
3.リクルートの成長時代の世界の動向
リクルートが大学新聞を始めた時、住宅情報を始めた時世界ではどのような動きがあったのか、その時、日本企業はどのような動きをしていたのか。江副は何を企んでいたのか。
今、日本はITでは世界で後ろをついていく構造になった一面が書かれている。
では、今の私たちはどのような未来を見ているか?どのような未来を目指したいか?
今の自分や社会を見つめなおして、自分の在り方を考えさせられるだろう。
読んだ感想
江副を主体に物語は進行進行していくが、その時の取り巻く日本の実情や、世界の動きも平行で描写されており、ただの歴史本ではない面白さがあった。
求人情報、住宅情報、中古車情報等の多くの情報(information)を持ったリクルートが、テクノロジーのよって日本を、世界をどう変えようとしていたのかが臨場感あふれる形で書かれており、リクルート事件が無かったらもしかしたらGAFAは日本から誕生していたのではないか?とも想像できるような描写もあり、ワクワクする。
リクルート創業後の活気に溢れるメンバー達の様子、大きくなる過程でのリクルート社員の活力にも感銘を受けた。
実際に、社員一人一人が自分がこの会社を作っているというプライドを持った言動が、リクルート事件後も会社を守り大きくし続けているのかもしれない。
私もサラリーマンではありつつも、自分が会社を、日本を作っているというプライドを持ち、今の日本を、世界をどう変えていくべきかを考えていきたいと思わせる内容だった。
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